クリスマスを彩るサントン人形
第60回 国際サントン展
フランス人のクリスマスには欠かせないサントン人形。現在、国際サントン人形展が開催されているのは、アルル中心部にあるサン=トロフィーム教会内。この展示会は今年で60回目を迎えるのだそう。
中世の時代にプロヴァンスで誕生したサントン人形。
今やクリスマスの前になるとフランス人だけでなく、アメリカ、カナダ、ロシアなど、世界中からサントンコレクターがやってきます。
現在、プロヴァンスにはサントニエ(Santonnier)と呼ばれる職人さんが約200人いるそうで、なんとその収益は年間約1000万ユーロ(約13億円)。
サントン人形はクレーシュ(Crèches)と呼ばれるキリスト誕生の場面を再現した模型を作る際に使うお人形ですが、現在はカトリック教の儀式というよりも、クリスマスの習慣として扱われています。
また、代々受け継がれていくサントン人形は家族の絆の証でもあります。
細かい描写や表情豊かなサントン人形
サントンの型
親指ほどの大きさのものが伝統的なサントン人形なのですが、
国際展示会には20センチほどの大きさのもやガラス製のものなど
様々なバリエーションのサントン人形が個性豊かに飾られています。
展示会場:サン=トロフィーム教会 (20 Rue du Cloître, Arles)
期間:2017年11月18日〜2018年1月14日
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